「ナカノシマ大学」
「春日太一が語る大阪と時代劇」(2022年3月26日)
土曜の朝、ちょっと早起きして大阪府立図書館へ。多くの映画人にインタビューしている春日さんによる90分の講座。タイトルからして、「大阪を舞台にした映画」をイメージしていたが、ほとんどは在阪民放テレビが制作した「必殺シリーズ」(朝日放送)、「柳生一族」「影の軍団」「大奥」(関西テレビ)などの製作にいたった事情などの解説。放送も取材しているので、それなりに知ってはいたけれど、貴重な情報も。なかでも、朝日放送と毎日放送が、それぞれテレビ朝日、TBSへのネットチェンジ、いわゆる「腸ねん転」(1975年)が、関西発の時代劇の様相を変えたという視点には、なるほど! NHK大阪放送局が制作した時代劇にも話が及び、「いのち燃ゆ」が「レ・ミゼラブル」を翻案したものだったそう。これはぜひ見たみたい。