「宗清洋 追悼コンサート」
アロージャズオーケストラ 第118回定期演奏会
2022年6月21日、22日、兵庫県芸術文化センター KOBELCO大ホール
関西を拠点にしているジャズのビッグバンド、アロージャズオーケストラ。その2代目リーダーをつとめていたのが、トロンボーン奏者の宗清洋(むねきよ・ひろし)さん。近年、このバンドのコンサートに行く機会が多く、すらりとしたルックスにクールなたたずまいが漂い、1つのことを追求しつづけた人物のカッコよさを感じていた。今年1月27日にも、寺尾聡さんとコラボしたコンサートを聴きにいったのだが休演していて、体調が悪いのかな?と思っていたら、その前日に亡くなったいたのを後に知った(享年86歳)。
そんな彼の追悼コンサートが2日にわたって行われ、21日に会場に出向いた。ステージ中央に宗清さんの写真が飾られるなか、ゆかりのアーティスト4人が登場。バイオリン奏者、アコースティックギター奏者、クラリネット奏者、ジャズシンガーとバラエティーに富んだゲストに、このバンドと宗清さんの幅広い人脈、活動がうかがえる。なかでも、93歳の現役、北村英治さんの演奏には感激!「この年齢で頑張っている」という感慨を超えて、プレイヤーとして、まだまだ健在を印象付けた。映画「グレン・ミラー物語」などで有名な「メモリー・オブ・ユー」の哀愁あふれる音色には、涙が浮かんだ。
明るい曲調の「メジャーセブン」を人生のモットーとしていたという宗清さん。北村さんといい、〝オールド・ジャズマン〟の矜持を音楽から感じた時間だった。
アロージャズオーケストラ 第118回定期演奏会宗清洋 追悼コンサート | 演劇・コンサート・イベント企画 【グリークス】 (greeks.co.jp)

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