「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」
「ノースマン 導かれし復讐者」

韓国とアメリカのアクション映画2題が大阪ステーションシティシネマほかで上映中で話題だ。韓国のアカデミー賞作品「パラサイト 半地下の家族」で主人公一家の長女を演じたパク・ソダム(31)が凄腕ドライバーを演じる「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」(カルチュア・パブリッシャーズ配給、パク・デミン監督)と、アメリカ版「ゴジラvsキングコング」のアレクサンダー・スカルスガルド(46)が10世紀のアイスランドの英雄を演じる「ノースマン 導かれし復讐者」(パルコ/ユニバーサル映画配給、ロバート・エガース監督)。
「パーフェクト・ドライバー—」のヒロインは釜山で訳あり荷物を特殊配送する会社のドライバーをしているチャン・ウナ(パク)で、彼女の出自も訳ありだが運転技術は天才という美人。ある日、賭博ブローカーの男から300億ウォンの貸金庫の鍵と息子のソウォン(チョン・ヒョンジュン)をある場所に運ぶという仕事を依頼される。チョンは「パラサイト—」で社長一家の息子を演じた子でその家庭教師を務めたパクと再タッグである。
何せ、パクが格好いい。これが3作目のパク監督が韓流アクションの妙味で魅せるドライブアクションが圧巻で見どころ。「私は絶対失敗しない」という宣伝文句はどこかで聴いたセリフだ。やくざのボス(チョ・ギョンピル)と国家情報院の女(ヨム・ヘラン)らが彼女を追いかける。
「ノースマン—」はアイスランドのある島国の王国の王子アムレートが、国王の父親(イーサン・ホーク)を殺し、王妃の母親(ニコール・キッドマン)奪った叔父(クレス・バング)に対し10数年後、大人(スカルスガルド)になって復讐するまでを描く活劇アクション。「ターザン・REBORN」で魅せた肉体美を再びスカルスガルドが、「コナン・ザ・グレート」のアーノルド・シュワルツェネッガーのような勇姿を披露して見せ場を作っている。
ホーク、キッドマンらスターのほか、ウィリム・デフォー、歌手のビョークらが共演し、エガース監督の第1作「ウィッチ」のアニャ・テイラー=ジョイが主人公を助ける美女役で顔を見せる豪華版。エガース監督はサスペンス・ホラーの名手から今回の第3作でアクションに転向したが、ヴァイキング伝説の背景映像は壮大で不気味である。
「ノースマン—」のアレクサンダー・スカルスガルド(C)2022 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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