山田火砂子監督の映画「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」17日午後2時から堺市のソフィア・堺で上映*

90歳の山田火砂子監督の映画「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」(現代ぷろだくしょん作品)が、17日午後2時から大阪府堺市のソフィア・堺(堺市教育文化センター)で特別上映される。「小林多喜二の母の物語」「一粒の麦・萩野吟子の障害」などを手がけた山田監督の最新作で、常磐貴子が大正、明治の時代に女子教育、女性解放運動に従事した主人公を演じている。
山田監督は夫だった故山田典吾監督(「はだしのゲン」など)の跡を継いでヒューマンな作品を手がけているベテランの名匠。「小林多喜二―」は寺島しのぶ、「一粒の麦―」は若村麻由美が主人公を演じて好演。今回の常磐は「障害児教育の母」といわれた石井筆子の半生を描いた「筆子・その愛 天使のピアノ」に続く2作目の山田作品で、女性の地位向上のため生涯を捧げたヒロインを演じている。原作は三浦綾子。
男尊女卑の江戸時代末期から大正、明治の時代に、今でいう男女共同参画の礎を築いたといわれる矢嶋楫子の波乱の人生を振り返っている。共演は石黒賢、渡辺いっけい、竹下景子ら。当日、山田監督が舞台あいさつの予定。当日1500円、前売り券1200円。

写真は撮影中の常磐貴子と山田火砂子監督

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