花福座企画「日本の語り芸を楽しむ会 義太夫」」

       (2022年3月26日)

 知人から聞いた「花福座」の催し。伝統芸能ファンの花岡京子代表が主宰し、「応援団」としていろいろな「語り芸」の公演をしている。5回目となる今回は「義太夫」。

 文楽協会の技芸員の太夫による「素浄瑠璃」は何度か聞いたことがあるが、今回は淡路島を拠点にしている女流義太夫の鶴澤友球(つるさわ・ともじゅ)さんが出演。大学院時代は洋楽を研究していて、故郷の淡路島の郷土芸能、義太夫を調査したのをきっかけに人間国宝の鶴澤友路さんに師事して修業したそう。今回は「壺阪観音霊験記」「伽羅先代萩」を。三味線を弾きながら語るというスタイルで、ときには切れた弦を直しながらも、ペースを崩さないのにも驚き。いろいろな語り芸があるもので、また目配りする領域が広がりました

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