東海高校カヅラカタ歌劇団「春のレビューショー SUPER VOYAGER！」
２０２３年４月３０日
東海高校講堂
昨年に続いて２度目の観劇。前回は本公演「ポーの一族」だったが、今回は第２１期春の新人公演。付属中学の１年生から高校２年生の１４人（男役９人、娘役５人）が出演、宝塚で上演された「SUPER VOYAGER！」（２０１７，２０１８年）をほぼ完全にコピー。
生徒たちの親族だけでなく、熱心なファンも注目していて、毎回、抽選（無料）になるという人気。私は「男たちの宝塚」という著書を発表している縁で、ここ最近観せていただいている。
さすが、ゼロ世代はもともとリズム感があるので、言うまでもなくダンスは得意なのだが、舞台での歌にはそれなりの歌唱力が必要。そこが彼らの大きな課題だと思うのだが…。今回は、いくぶん歌の部分が少なく、とくに高音を要求される娘役には幸いしたよう。前回に観た時には舞台の端のほうにいた人たちがセンター近くで歌い踊り、その上達ぶりに驚いた。
今回は映像業界の人たちと一緒に観劇したのだが、みんな終演後は写真を一緒に撮る列に並ぶなど、すっかり「レビュー・ファン」の顔に。私の視点は、演劇部としての立ち位置。ファンの熱狂はさておき、彼らには頂点を目指して鍛錬する他の部活動同様、真摯な姿勢が感じられて、それが他の「プロフェショナル集団」にはない魅力だと再認識したのだった。
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