長野県・渋温泉 金具屋」
2022年9月8日に宿泊

秋の信州を楽しもうと、2泊3日の旅に出た。最初に宿泊したのは、渋温泉にある金具屋という旅館。これが今回の大きな目的だった。テレビ番組「新・美の巨人」を見て、ぜひとも行きたいと思っていたのが叶った。1936年に建築された建築がほぼそのまま残されていて、2003年には「斉月楼」という木造四階建てと大広間は国の登録有形文化財に認定されている。
その外観は温泉街のなかのシンボルでもあり、夜になってのイルミネーション(写真)は、なんとも幻想的で現実を忘れさせてくれるほど美しい。一説によると、アニメ「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったとも言われていて、これを眺めるために訪れる人も多いという。
斉月楼にある7つの部屋は部屋ごとにそれぞれコンセプトがあり、私が止まった「高砂の部屋」は豪商の家というもの。玄関に石の灯篭があり、年季の入った箪笥や鏡台なども置かれてあった。また、3つの大浴場と5つの貸し切り風呂があり、たくさん入ろうと欲張ったのだが、なにしろ熱くて、湯船につかるのに苦労した。
また、ぼぼ湯船だけの公衆浴場も街にたくさんあり、そこにも自由に入ることができ、浴衣でそこも訪れ、懐かしい射的場でも昭和にタイムスリップしたような気分になった。正直言って、他の旅館に比べて高価で、迷ったのだが、貴重な一夜だった。
【公式】歴史の宿金具屋 | 昭和初期への時間旅行、昔ながらの建築と温泉を (kanaguya.com)

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