「イッセー尾形の妄想ソー劇場」
2022年4月14日 近鉄アート館
特定の人物をモノマネするのではなく、ある状況に置かれた人物(老若男女)のディテールを演じて、観客に「あるある!」と思わせてくれるイッセー尾形の至芸。1度、観るとクセになる。
今回は昨年にこの近鉄アート館で初演したネタをグレードアップ。どれも「納得」だが、なかでも、近くに出てた人気ラーメン店に並ぶ人を、自宅に招きいれる「街中華」のあばあちゃん。コロナ禍のなかで、ほそぼそと営業しているキャバレー?の老ホステス(ウクレレも披露)が好み。
1つのエピソードが終わると、舞台下手(左手)で着替え=変身する様子を見せるのも特徴。クールな表情で女装やカツラを付けるのは「職人」のたたずまい。また、すっかり「お待ちかね!」となった、「立体紙芝居」。紙芝居のおじさんが、さまざまな目鬘(めかつら=顔の上半分だけを覆う簡単な仮面)を駆使しての「怪人二十面相」でアクセント。イッセー尾形こそ、「快人二十面相」だ。
「イッセー尾形の妄ソー劇場」 ~その5~日替わりプラス1 (毎日、日替わりで新作1本を追加上演します!!)の公演詳細 | 公演を探す | キョードー大阪 (kyodo-osaka.co.jp)
日刊スポーツ新聞社文化部記者を経て、1990年に独立。 新聞や雑誌などで執筆活動を続けている。主な著書には 『宝塚BOYS』 として舞台化もされた 『男たちの宝塚』 や 『宝塚 幻のラインダンス』 『少女歌劇の光~ひとときの夢の跡』 (共著) 『河内家菊水丸 秘宝の舘大全集』ひとときの夢の跡』 (共著) 『河内家菊水丸 秘宝の舘大全集』(監修を担当)などがある。FM大阪 「おとなの文化村」 出演 (終了)、文化庁芸術祭 大衆芸能部門 (関西) 審査員を歴任。 日本映画ペンクラブ会員。 日本演劇学会会員。 なにわ名物開発研究会会員。シネマコミュニケーター講座 講師などをつとめている。