「お終活3 幸春!人生メモリーズ」
2026年5月29日から、あべのアポロシネマ/大阪ステーションシティシネマ/MOVIX京都/kino cinema 神戸国際、イオンシネマ系にて全国ロードショー!
「人生100年時代」と言われるが、早かれ遅かれ訪れる終焉。「その時」に備えて、身辺や心の整理をしておかないといけないのだが…。なかなか、そうはふんぎれないのが現実。映画「お終活」シリーズは、そんな行ったり来たりする心境を、哀しくはなく明るく元気づけてくれる。第3弾になるこの作品もそう。「シニア」になった橋爪功、高畑淳子、小日向文世、西村まさ彦たちが、肩ひじ張らず、〝自然体〟で自分たちの世代を演じている。例えば、高畑が扮した妻が、剛力彩芽げ演じる娘のところへ〝一時避難〟した時。ひとりぼっちになった橋爪が扮する夫は、なにをどうすればいいかわからない。「夫唱婦随」「亭主関白」とまでは言わなくても、それがこの世代の現実なのだ。
さらに、今回は「もう1人」が出演、ドラマの大きなカギを握っている。三田佳子。数々の映画でヒロインを演じた彼女が、今回の役は認知症を患う年老いた女性。そのこと自身に、「女優としての覚悟」が伝わってくる。とはいえ、さだまさしのメロディーが流れてくると記憶がよみがえり、結婚に悩む若い女性(剛力)にアドバイスもする、繊細な人間性を表現している。
全体的に、自分の家族や知り合い家族の事情を垣間見ているような、物事の自然な流れ。そんななかで、結婚しようとする娘と婚約者が、公衆の面前で「親の同居」をめぐって言い争うシーンは、ちょっとドラマ的すぎて?のは気になった。
〈ストーリー〉大原真一(橋爪功)と千賀子(高畑淳子)夫妻の長女・亜矢(剛力彩芽)がついに婚約者・涼太(水野勝)と結婚を決意する。しかし結婚式直前、亜矢の何気ない一言が2人の関係に亀裂を生み、両家を巻き込む大騒動へと発展する。一方、真一の後輩である 加藤博(小日向文世)は、母・加藤豊子(三田佳子)の認知症が進んでいく ことを受け入れられず、つい強い言葉で接してしま う。そんな 博に千賀子は「認知症でも、心は忘れてない」と語りかける…。
〈キャスト〉高畑淳子、剛力彩芽、松下由樹、水野勝、西村まさ彦、藤吉久美子、LiLiCo、三田佳子、勝俣州和、彦摩呂、袴田吉彦、藤原紀香、石橋蓮司、小日向文世、橋爪功
〈スタッフ〉作・監督・香月秀之。主題歌・さだまさし「神さまの言うとおり」(ビクターエンタテインメント)。配給・イオンエンターテイメント
2026/日本/115分 (C)2026「お終活3」製作委員会