「トップガン マーヴェリック」

2022年5月27日公開

コロナ禍のために公開がのびのびになっていた映画がついに公開されることになり、ひと足先に試写会で観ることができた。前作「トップガン」(1986年)では、アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校・トップガンで厳しい訓練を積む若者マーヴェリックを演じたトム・クルーズが、今回はその学校に戻り教官になるという設定。「ミッション・インポッシブル」シリーズで〝証明〟されているように、いまも驚くほどの若さを保っているクルーズだが、さすが〝若者〟には無理があり、続編として納得がいくシチュエーションだ。ただし、「ロッキー」シリーズのシルベスター・スタローンがシリーズが進むうちに、だんだんとコーチ、トレーナーに専任したのに対して、この映画の主人公は教えるだけでなく、若者を引き連れて先頭に立って極秘ミッションに挑んでいく。
前作の繋がりとして、いまは闘病している仲間(バル・キルマー)や戦死した仲間の息子との葛藤も描かれる。さらに、恋人役になるのはジェニファー・コネリー。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984年)での清純な少女がいまも印象にあるが、歳月を経て、魅力的な〝中年女性〟になっている。、
公開が延期されていたことで、核戦争の脅威という昨今の世界状況がさらにリアルに思えてくる内容。某国の基地を爆撃によって破壊するというのが現実性をおびてくる。敵国の人物などを一切、描かないことによって、戦争による死といった〝心情的〟な部分をあえて排除。観ていくうちに、「それいけ!」という戦闘的な気分になってくるのは、ある意味で娯楽映画の恐ろしさである。
そんな理屈を「横に置いて」おくなら、スピーディーな展開にドキドキハラハラする娯楽大作。

映画『トップガン マーヴェリック』公式サイト (topgunmovie.jp)

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